トロンってどんな通貨?TRON(TRX)の主な特徴と将来性について

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2017年にリリースされたばかりの仮想通貨トロン(TRX)。

世界最大の仮想通貨取引所であるBINANCE
取引高が常に上位をキープしており、2017年12月の
10倍近い価格暴騰は仮想通貨トレーダーの注目の的となりました。

注目を集めるトロンの通貨としての特徴や将来性などを詳しく解説していきます。
 
 
 

トロン(TRON/TRX)の特徴

イーサリアムの特徴

TRONの特徴を簡単に説明すると、世界中のクリエイターが音楽やイラストなどのデジタル資産を配信や購読できるようにするためのオンラインプラットフォームを備えた、クリエイターを推進するための通貨となっています。

TRONが実用化されれば、これまで至当な評価を受けてこなかった、受ける機会にさえ恵まれなかったクリエイターがより多くの人の目に留まるようになり、新たな才能が発掘される機会増へとつながっていく社会が実現していきます。

以前、某Youtuberで問題にもなったバリューのように、クリエイター個人がICOを発行する際、TRONを使って発行できるようになるイメージであれば、より理解しやすいのではないでしょうか。

これによりクリエイターは自身の価値を高めていき、作品づくりのための資金集めも容易となります。
 
 
コンピューターに仕事が奪われ、クリエイターの価値が増す一方の昨今、TRONによってクリエイターを支援することは、私たちの周囲にある時代の変化を更にスピードアップさせるものに他なりません。

その価値は多くの人々によって認められており、上記のように10倍近い価格の高騰を見せたバックボーンとなっているのでしょう。その証として、1,000種類を超えるという仮想通貨のなかでも、2017年にリリースされたばかりにもかかわらず時価総額が19位となっています。

19位は、見栄えに欠けるように受け止められるかもしれませんが、TRONは仮想通貨大国とされる日本の取引所への上場がありませんので、実は驚くべき数字といえるのです。

例えば、Augurは39位、Factomは61位の時価総額となっておりますが、これらはどちらも日本の取引所へ上場している数字ですので、TRONへの評価は世界各国より高いものを得ていると判断できます。
 
 
 
 
<TRONの導入事例>
仮想通貨は決済の手段として、仮想のものをやり取りする仕組みが基本となっているため、それがどのように私たちの実生活へ取り入れられていくのかがその後の価値を左右する要素となっていきます。

エンターテイメント領域に特化したTRONはどのような使われ方をしていくのかをご説明するよりは、既に導入されている事例をご紹介したほうがより説得力があると思いますので、以下に導入事例をご案内していきます。
 
 
まず、挙げられるのはPeiwoという音楽や映像のストリーミング配信アプリです。
中国版SHOWROOMとも喩えられる同アプリのユーザー数は1,000万人となっており、そのようなPeiwoにてTRONが導入されています。

基本的にはアプリ内での投げ銭等へ使われるものとなっておりますが、これだけユーザーが多いアプリの決済手段として採用されているからこそ、仮想通貨に興味を持っていない一般ユーザー層を取り込むきっかけとなっていくことでしょう。

また、世界20カ国以上で利用されている自転車シェアリングサービスを展開するObikeにも導入されています。こちらのサービスも利用者は1,000万人超えとなっており、なかでも台湾では全土に普及しているほど人気なので、今後のTRONユーザーの開拓の礎となっていくことは間違いありません。
 
 
 
上記の事例の通り、TRONは独自の路線でサービスの拡大に積極的であり、他の通貨とのすみわけが明確であることが、より高い評価へと繋がっていくことでしょう。

アプリ内でのやり取りだけに注目しても、これから先はスマホ普及率が落ち込むことは考えづらいものですし、より性能が上がっていくと考えるほうが自然です。そのようなスマホの市場を握ってしまえば、確固たる地位が築けるのはイメージに容易です。

つまり、これからの値動きを予測する際にも、それだけのアプリでTRONを使うことができるのかを見ていけば、その価値推移も見やすくなってくるのではないでしょうか。
 
 
 

これまでの価格推移

過去、TRONは一週間で500%も成長したことがあり、世界中から注目を浴びました。

これだけの成長率はビットコインやイーサリアム、ライトコインやリップルなどでも見られなかったことから、先々のTRONの価値の高まりを多くの人々が脳裏に思い描いていたのです。

もともとが安価でしたので、2017年12月の暴騰においても10円程度でしたが、2018年1月はじめには25円ほどまで値を上げています。
 
 
 
しかし、2018年1月半ばに、ホワイトペーパー盗作疑惑が向けられ、TRONの価格は半値ほどまで大幅に下落することとなります。ホワイトペーパーとは、その仮想通貨のコンセプトや概要、リネンなどが書かれており、仮想通貨トークンの軸となるべき大切なものです。

この根幹部分を他所より盗用していたのであれば、TRONの価値はもちろん失われてしまいます。この騒動によってTRONに投資していた投資家たちは肝を冷やすこととなりましたが、実際には盗作ではなく、参照元の記載漏れだったことが判明しています。

以降、仮想通貨市場全体が下落して軒並み時価総額が半分ほどになり、この結果としてトロンの20188年2月半ば現在の価格は4~6円程度となっています。リリースから高値を付けるまでの期間、それ以降の落ち着き方、などを見るからに、個人的には現在が安値圏にあるように思えます。
 
 
 

トロンの将来性

2017年12月の仮想通貨バブルは記憶に新しいところですが、それがいくらか落ち着いた2018年すぐの時点において、TRONの時価総額は仮想通貨全体のなかの14位まで上昇しています。

上の内容にて、日本が仮想通貨大国であるとの表記が気になった人もいるでしょうが、実は日本はビットコインの総量のうち30%以上を保有しているのです。このような日本の取引所へ上場することで、その価格が高騰することはイメージしやすいのではないでしょうか。

しかし、日本国内の取引所への上場は誰かが明言したものではありません。あくまで選択肢の一つに過ぎないかもしれませんが、仮想通貨大国からの投資を得られれば、TRONの時価総額はグンと上昇することは間違いありません。

上記したよう、価格が4~6円ほどと手を出しやすい範囲内で推移しているため、現時点で日本市場への上場を見越して買いに走るのも悪くないでしょう。
 
 
 

最後に

2017年にリリースされたばかりにもかかわらず、これだけの時価総額となっているのは、TRONを評価している人々がそれだけ多いということです。

その背景にはアプリ市場に強い特性があります。開発チームの狙い通り、各種アプリの決済にTRONが採用されていけば、誰もが手に持って、常々のように使用する端末の中で機能する各種アプリによってTRONの知名度はより浸透していくでしょう。

一度、採用されればリプレースされづらい決済手段であるだけに、TRONの展開それぞれから目が離せません。

TRONの公式ページには、中国の巨大マイニング企業であるBITMAINのCEOであるジハンウー氏の顔ぶれもあります。ビットコインキャッシュのリーダー的存在である彼が絡んでいることを知れば、よりTRONに投資してみようという気持ちに拍車がかかるのではないでしょうか。


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