リップルとは?XRPの特徴や今後の将来性について

リップル【XRP】
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googleが出資「していることでも話題になった仮想通貨リップル。
また日本の有名企業も出資していたりと安定して注目を集める存在がリップルです。

2012年に公開され、以降どんどん注目が集まるリップルについて、通貨の特徴や将来性などを詳しく解説していきます。
 
 

リップル(XRP)の特徴

リップル(XRP)の特徴

リップルは、ビットコインに代表される仮想通貨の一種であり、リップルを通貨としてやり取りするネットワーク上にて、その他の様々な通貨と取引ができます。

このため、表現する人によってはリップルとはシステムそのものであり、仮想通貨としての役割はほんの一部であると言われています。これらより、リップルを中心と据えることで、他の仮想通貨のみならず、リアルマネーも取り込んだ図式が描きやすく、その将来性をイメージしやすいのもリップルの特徴といえるでしょう。

この証として、いまや世界最先端企業に他ならないgoogleがリップルへ出資しています。この事実を知るだけでも、リップルの将来が有望であることは推測できるのではないでしょうか。

今日、1,000種類以上あるとされている仮想通貨のなかでもリップルの時価総額ランキングは常に上位を維持しており、2017年末にはイーサリアムを抜いて2位に躍進したこともあります。

仮想通貨の将来性を読み解く上で、時価総額ランキングの順位はとても大切なものであり、当然のことながら上位に位置していればいるほど、多くの人に支持されていることを意味します。

そもそも通貨とは決済のための手段なのですから、使える場所が拡大していかなければならず、そのために必要なのが「この仮想通貨は価値がある」と判断してリアルマネーと取引する人の絶対数です。

今回、取り上げているリップルに当てはめて考えてみれば、リップルの持つネットワークが将来の決済現場における技術革新を起こすだろうと考えていう人々が多数いることとなります。

googleが出資したことで注目を浴びていたリップルですが、東京三菱UFJ銀行もその価値を見出し、2017年3月にはリップルをやり取りするネットワークの利用を表明しています。
 
 
<リップルのメリットとは>
2004年に開発されたリップルは上記してきたように世界的な企業から評価を得ています。

その理由は、リップル内において仮想通貨となるリップルをやり取りすることで、仮想通貨やリアルマネーなどと直接取引できるためです。いわば橋渡し的な役割をすることから、ブリッジ通貨呼ばれることもあります。

そして、それらの決済スピードが速いのもリップルが高い評価を得る理由に他なりません。銀行間取引であれば従来より素早く、安い手数料での送金が可能となります。

ビットコインの場合には決済完了まで30分程度とされていますが、リップルであれば数秒で完結しますので、その速さは圧倒的ともいえます。このため、銀行はリップルのネットワークを活用することで、利用者に向けたサービスの改善を図ることができ、それは銀行としての預かり金残高へと直結していきます。

振込手数料が安く、世界各国へスピーディーな送金ができることは銀行にとってはとても魅力的です。なぜなら、その銀行の口座を多くの人々が自然と求めるようになればその結果、銀行としての財務基盤が強化されていきます。

これらのような理由もあって、三菱東京UFJ銀行も早々にリップルネットワークの利用を表明し、その他にも世界的に大手の銀行が続々と参画する流れとなっています。日本国内でも、みずほフィナンシャルグループとSBIホールディングスが共同でリップルのシステムを使った送金の実験に取り組んでいるとの話があります。

リップルの役割や、スピード感を考えたとき、リップルはビットコインの欠点を補うために開発されたとする表現も見かけますが、それぞれ用途が異なります。リップルと他の仮想通貨の違いは、リップルが銀行間取引を中心としているのに対し、ビットコインなど他の仮想通貨は個人間の取引となっています。つまり、ビットコインは銀行を通す必要がないのですが、実際にはリップルも同様の取り扱いが可能です。
 
 
<リップルは通貨同士の決済を橋渡しするために便利>
リップルのネットワークについてイメージするには、中心にリップルを据えた円を描き、その円周上にドルや円、ユーロをはじめとする各国の通貨、ビットコインやイーサリアムをはじめとする仮想通貨をレイアウトする。

そしてそれぞれの通貨とリップルを結ぶラインを描くとわかりやすいと思います。きっと、まるで自転車の車輪のような図となったでしょうが、それがまさしくリップルのネットワークなのです。

従来の決済において、海外送金では中継する銀行が存在するため、余計な時間と手数料がかかりましたが、リップルであれば同通貨を介するだけで直接取引ができてしまいますので、これまでの課題をスッキリと解消してくれるのです。

ドルをリップルに替え、そのリップルを円に替える、ビットコインをリップルに替え、そのリップルを円に替える、といったようにシステムも簡素でわかりやすいものとなることからセキュリティ管理もしやすくなります。
 
 
<その他、従来の銀行送金における課題を解消>
海外へ送金するとき、高額な手数料が為替レートに上乗せされますが、そのレート自体も銀行が決めていることから、不利なレートが適用される場合もあります。

普段から為替をやり取りする企業でもなければ為替予約などせずに、海外より提示されたインボイスに記載されただけの外貨入金を依頼することでしょう。このとき、銀行窓口では当日のレートを適用して日本円換算するわけですが、ご存知のように為替レートは一刻一刻と変動しているものであり、数十銭単位でズレが生じていることはなにも珍しくありません。

上記の課題について、決済スピードに優れるリップルであれば大幅に改善できるとされており、リップルを使用した銀行送金が普及することで送金コストは10分の1にまで削減されるとの試算もあります。
 
 
 

これまでの価格推移

リップルの価格は、2016年当初は下落傾向が続いていたのですが、後半から上昇へと転じています。この理由は、これまで説明してきたように、金融機関がリップルに着目するようなり、客観的評価が固められたためとされています。

特に、三菱東京UFJ銀行がリップルのネットワークへ参加することを表明した2017年3月からの価格の上昇は凄まじいものとなっています。

リップルは2017年5月には約3円ほどでしたが、それから半年で10倍の価格となり、そこから約400円までの暴騰を見せています。この時期は2017年12月にあたり、ちょうど仮想通貨が軒並み暴騰していた頃と重なるため、一概にリップルの価値評価についてだけを語ることはできませんが、その後も200円程度で推移している状況を見れば、リップルの価値が認められたといえるでしょう。

仮想通貨の価値を見極めるには時価総額の順位が大切だと記しましたが、2017年12月の暴騰時のリップルの時価総額はビットコインに次ぐ2位、それ以降は3位に落ちついています。興味深いのは、暴騰時に時価総額2位へと躍り出ている点です。なぜなら、それだけリップルの買い時を探している人々が多いからこそみられた現象に他ならないためです。
 
 
 

リップルの将来性

値上がりしやすい仮想通貨の特性として、中央機関が介在しなくても契約を自動的に執行できるかどうか、セキュリティ面は行き届いているかどうか、といった点について優位であることが共通となっています。

また、大手金融機関との提携や大手取引所への上場が発表されると価格は高騰していきます。リップルはこれらの条件をすべて備えており、今後の値上がりが大きく期待されるでしょう。

リップルの将来性を占ううえで見逃せないのが、リップルの発行枚数総量です。ビットコインの発行枚数の上限は2100万枚に比べ、リップルは1000億枚となっており、これだけの膨大な枚数がすべて最初に発行されて流通しています。

この総枚数が増えていくことはなく、ネットワーク上での取引が成立するたびに減っていく仕組みとなっていますので、リップルネットワークが一般的なものとなればなるほど希少価値が上がっていきます。

リップルを使用した取引が発生するほど、リップルの価値が高まると表現したほうがわかりやすいかもしれません。これをイメージしてみれば、メガバンクである三菱東京UFJ銀行が参画を表明して以降の暴騰の根拠も把握しやすいのではないでしょうか。

決済としてリップルが用いられる機会が大幅に増加するからこそ、リップルが減少していくことから1枚あたりの価値が高まっていったのです。

では、今後もリップルを介した取引が増えていくかどうかを考えたとき、その答えはとても肯定的なものと判断できます。リップルはリアルマネーや仮想通貨をやり取りする際の橋渡し的な役割を担うのに優れていることから、その取引機会が失われることはないとイメージしやすいためです。

何より、スピーディーであり、手数料が安いという2点は、私たちが金融機関に求めている理想的な条件そのものであり、今後ともリップルネットワークに価値を見出す人々は多いことでしょう。

上記に加え、リップルに賛同している企業名を見るだけでも、その価値が担保されていると判断しやすいのではないでしょうか。google、三菱東京UFJ銀行をはじめとし、何十ものメガバンクがリップルネットワークとの提携を表明しています。

それぞれがネームバリューの通りに社会から常に注目されている会社だからこそ広く株主が存在しており、資金をいい加減な先へと流用することはできません。資金使途はそれぞれエビデンスの伴ったものでなくてはならず、それらを十分に知っている企業担当者がリップルと連携することが何を意味するのかはイメージしやすいのではないでしょうか。

リップルへ投資するかどうかの判断は、今後、リップルのネットワークがどのように活用されていくかを考えていけば、より的確な判断ができるかと思います。
 
 
 

最後に

発行枚数1,000億枚と供給量がかなり多いリップルですが、日本だけでなく海外の大手銀行も取り入れるなど期待値はかなり高くなっています。

送金速度の速さ、手数料の安さはこれまでの送金概念を壊し、新たな通貨基準を作っていってくれそうです。

2018年にはリップルを使用した銀行間送金が開始される予定です。リップルがまだまだ目が離せない注目の通貨であることは間違いありません。


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